地域子育て支援拠点「子どもの虐待防止」スタッフ研修会 午後の部
2012年12月27日
かがわ子育てひろば連絡協議会主催の「子ども虐待レスキュー香川運動推進事業」として
2012年11月26日 サンメッセ香川にて開催された
地域子育て支援拠点「子どもの虐待防止」スタッフ研修会~みんなで守ろう!小さな笑顔を~
午後の部は
13:00~15:00 パネルディスカッションが行われました。
「虐待防止のための子育て支援拠点とスタッフの役割」というテーマで、
パネラーは
原 美紀さん (横浜市港北区地域子育て支援拠点「どろっぷ」施設長)
中尾 美智代さん (丸亀市飯山北第一保育所所長)
久保田 英俊さん (香川県子ども女性相談センター所長)
をお迎えし、かがわ子育てひろば連絡協議会代表の
中橋 恵美子さん (特定非営利活動法人わははネット理事長)がコーディネーターとなって進行していきました。
中橋さんが着ているオレンジ色のTシャツには、オレンジリボンがデザインされています。
オレンジリボンは児童虐待防止運動のシンボルで、毎年11月を厚生労働省が児童虐待防止推進月間に定めていますので、
この11月にオレンジリボン運動啓発のため、かがわ子育てひろば連絡協議会に所属する団体の職員は、毎日このTシャツを着て過ごしました。
虐待というと、最近ニュースでも耳にするような痛ましい事例が思い浮かびますが、
傷つけられるのは身体ばかりでなく、無視、無関心、言葉の暴力によって心が傷つけられる
ことも深刻です。目に見えないので、客観的に虐待を受けていることにも気づきにくく、
虐待している当人にも認識がないというのは本当に悲劇です。
また、食事やお風呂、着替え、寝かしつけなどの必要な世話を充分にしてもらえないという事も
子どもの健やかな育ちを保障する大切な権利を侵しており、ネグレクトと呼ばれる虐待なのです。
これも虐待しているという認識がなく、気になる事例です。
このような事例にいち早く気づき、子どもの心身が深く傷つけられてしまう前に何か私たちにできる
ことはないのでしょうか?
子どもの障がいや、難病などによる育てにくさだけでなく、親自身の生活苦やDVなど、さまざまな
問題を抱えていながら、まわりに気軽に相談できる家族や親せきもいない、孤立した子育て環境も
社会的な問題として指摘されています。
核家族化が進み、母子・父子家庭、再婚等による新たな家族関係など、多様化する家族のかたちと
子育て環境の変化によって、支援のありかたも多様化しています。
その様な中で、0~3歳の子どもとその保護者が集う子育てひろばは、地域の子育て支援拠点として
親子の居場所の提供をしつつ、多様化する子育てを受け止め、見守る役割も担っています。
いつでも必要な情報を提供し、必要があれば専門機関を紹介したり、つなげることができるように、
関係機関と日常的に連携していくことや、地域へ出向いて行って、積極的に支援活動の場を広げ、
子育て親子と地域をつないでいく役割を担っていくことも重要な課題です。
支援者としてのスキルアップも図りつつ、専門家のような知識もなく、権限を持つ立場でもないという
限界をふまえて、自分たちの役割を自分たちの中で明らかにしておくことも大切だと教わりました。
地域のネットワークのなかで支援していけるように、役割を分担して、できることで支援する。
育てにくい子、育ちにくい子、しんどい親に対する周囲の理解が得られるように、関わり合い、
学びあい、時には見守りながら、共に育ちあう仲間の輪を広げていけるように・・・
つながりあっていくべき先や、具体的な展望も見えてきたような気がしました。
最後の15:00~16:00の1時間は、参加者全員がグループに分かれての交流会。
今回の参加者の大半はかがわ子育てひろば連絡協議会に所属する、香川県内の地域子育て支援拠点「ひろば型」のスタッフで、その他にも「センター型」の職員さん、行政の関係者、ボランティアの方と、多様な面々でした。
その参加者が複数のグループに分かれて、一日の研修会を振り返り、感じたことや、自分たちの団体や個人の課題を語り合い、グループごとの意見を発表して閉会の時を迎えました。
長く熱い一日となりましたが、香川県にこんなにもたくさんの温かいまなざしと支援の手があること、
そしてそれがみんな、それぞれの地域で頑張っている仲間なのだという事を感じ、とても勇気づけられました。
かがわ子育てひろば連絡協議会は、これからも横のつながりを大切にし、共に学びあい、
地域の見守りシステムの一員となれるように努力し続けていきたいと思います。
2012年11月26日 サンメッセ香川にて開催された
地域子育て支援拠点「子どもの虐待防止」スタッフ研修会~みんなで守ろう!小さな笑顔を~
午後の部は
13:00~15:00 パネルディスカッションが行われました。
「虐待防止のための子育て支援拠点とスタッフの役割」というテーマで、
パネラーは
原 美紀さん (横浜市港北区地域子育て支援拠点「どろっぷ」施設長)
中尾 美智代さん (丸亀市飯山北第一保育所所長)
久保田 英俊さん (香川県子ども女性相談センター所長)
をお迎えし、かがわ子育てひろば連絡協議会代表の
中橋 恵美子さん (特定非営利活動法人わははネット理事長)がコーディネーターとなって進行していきました。
中橋さんが着ているオレンジ色のTシャツには、オレンジリボンがデザインされています。
オレンジリボンは児童虐待防止運動のシンボルで、毎年11月を厚生労働省が児童虐待防止推進月間に定めていますので、
この11月にオレンジリボン運動啓発のため、かがわ子育てひろば連絡協議会に所属する団体の職員は、毎日このTシャツを着て過ごしました。
虐待というと、最近ニュースでも耳にするような痛ましい事例が思い浮かびますが、
傷つけられるのは身体ばかりでなく、無視、無関心、言葉の暴力によって心が傷つけられる
ことも深刻です。目に見えないので、客観的に虐待を受けていることにも気づきにくく、
虐待している当人にも認識がないというのは本当に悲劇です。
また、食事やお風呂、着替え、寝かしつけなどの必要な世話を充分にしてもらえないという事も
子どもの健やかな育ちを保障する大切な権利を侵しており、ネグレクトと呼ばれる虐待なのです。
これも虐待しているという認識がなく、気になる事例です。
このような事例にいち早く気づき、子どもの心身が深く傷つけられてしまう前に何か私たちにできる
ことはないのでしょうか?
子どもの障がいや、難病などによる育てにくさだけでなく、親自身の生活苦やDVなど、さまざまな
問題を抱えていながら、まわりに気軽に相談できる家族や親せきもいない、孤立した子育て環境も
社会的な問題として指摘されています。
核家族化が進み、母子・父子家庭、再婚等による新たな家族関係など、多様化する家族のかたちと
子育て環境の変化によって、支援のありかたも多様化しています。
その様な中で、0~3歳の子どもとその保護者が集う子育てひろばは、地域の子育て支援拠点として
親子の居場所の提供をしつつ、多様化する子育てを受け止め、見守る役割も担っています。
いつでも必要な情報を提供し、必要があれば専門機関を紹介したり、つなげることができるように、
関係機関と日常的に連携していくことや、地域へ出向いて行って、積極的に支援活動の場を広げ、
子育て親子と地域をつないでいく役割を担っていくことも重要な課題です。
支援者としてのスキルアップも図りつつ、専門家のような知識もなく、権限を持つ立場でもないという
限界をふまえて、自分たちの役割を自分たちの中で明らかにしておくことも大切だと教わりました。
地域のネットワークのなかで支援していけるように、役割を分担して、できることで支援する。
育てにくい子、育ちにくい子、しんどい親に対する周囲の理解が得られるように、関わり合い、
学びあい、時には見守りながら、共に育ちあう仲間の輪を広げていけるように・・・
つながりあっていくべき先や、具体的な展望も見えてきたような気がしました。
最後の15:00~16:00の1時間は、参加者全員がグループに分かれての交流会。
今回の参加者の大半はかがわ子育てひろば連絡協議会に所属する、香川県内の地域子育て支援拠点「ひろば型」のスタッフで、その他にも「センター型」の職員さん、行政の関係者、ボランティアの方と、多様な面々でした。
その参加者が複数のグループに分かれて、一日の研修会を振り返り、感じたことや、自分たちの団体や個人の課題を語り合い、グループごとの意見を発表して閉会の時を迎えました。
長く熱い一日となりましたが、香川県にこんなにもたくさんの温かいまなざしと支援の手があること、
そしてそれがみんな、それぞれの地域で頑張っている仲間なのだという事を感じ、とても勇気づけられました。
かがわ子育てひろば連絡協議会は、これからも横のつながりを大切にし、共に学びあい、
地域の見守りシステムの一員となれるように努力し続けていきたいと思います。
第54回 かがわ子育てひろば連絡協議会 現場スタッフ交流会
現場スタッフ部会 オンラインファシリ中堅者研修がありました
令和2年度スタッフ交流部会
第47回現場スタッフ交流会を実施しました!
高知県いの町バス研修
第42回現場スタッフ部会・交流会
現場スタッフ部会 オンラインファシリ中堅者研修がありました
令和2年度スタッフ交流部会
第47回現場スタッフ交流会を実施しました!
高知県いの町バス研修
第42回現場スタッフ部会・交流会
Posted by かがわ子育てひろば連絡協議会 at 14:41│Comments(0)
│スタッフ研修会